双子2組のお父ちゃんが語る☆気になる子供の爪を噛む癖。

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うちの娘は4人いるのですが、
そのうち2人は爪を噛む癖があります。
上の双子の妹と、下の双子の姉です。
ややこしくなってしまいましたが(笑)
次女と三女が爪を噛むのです。

一卵性の双子だからと言って、
2人とも爪を噛む癖があるわけではなく
次女だけが爪を噛むのです。
発達障害との関係があるのかもしれません。
また、下の双子の場合、
生活環境はほぼ同じでも、爪を噛むのは
姉の方だけなのです。

ではなぜ爪を噛むのか?
爪を噛むのは良くないことなのか?
解決法はあるのか?
これらについて考えていきたいと思います。

なぜ爪を噛むのでしょう?

実はこれを書くお父ちゃんも振り返れば、
子供の頃に爪を噛んでいました。
なぜ爪を噛んでいたのかと考えても
答えが見つかりません。

「カルシウムが足りないから」
などと親から言われていましたが、
今となればそんなはずはないと思います。
カルシウムの不足を補うために、
体が自然にカルシウムを得ようと爪を噛む
そんなことはないでしょう。

そこで、
爪を噛む娘にインタビューしてみました。
「なんで爪を噛むの?」
すると次女は、
「分からないけど噛んでしまう」とのこと。
三女は、
「美味しくないんだけど、噛みたくなる」
「気が付いたら噛んでいる」と言うのです。

さらに、
「イライラした時に噛みたくなるの?
とたずねると。
「いいや、そんなことはないよ」
「楽しい時でも噛んでることはあるよ」
と答えたのです。

娘たちの返答から考えると、爪を噛むのは
習慣になってしまって、いつのまにか
噛んでしまっているということだったのです

ネットで調べてみると「ストレスが原因」
と多く書かれています。
自分の心の中で抑えられているものが
自分を傷つける行為へと自然にあらわれる。
ということです。

確かに映画やドラマなどでは、
イライラした時に爪を噛んでいるシーンが
出てくることが多いかもしれません。

しかし、うちの娘たちの答えからすると
ストレスばかりではないようです。
むしろ習慣となってしまったのです。

それでは、爪を噛むことが習慣となる、
その最初、爪を噛み始めるのはどんな時か
と考えてみました。

お父ちゃん自身を振り返ってみると
子供の時に親に爪を切られるのが嫌だった
そんな記憶があります。
それを自分で嚙んで爪がきれいになれば
爪を切られない、そんな気持ちが
あったのかもしれません。

また、最初はストレスのはけ口として
爪を噛んでいたのが、習慣となってしまった
ということかもしれません。

小さい時の子供は、なんでも口に入れます。
指を吸うのをやめられない子供もいます。
口が寂しいということもあるのでしょう。
そんなことがきっかけで始まることも
あるのかもしれません。

そう考えると、爪を噛む癖を
あらかじめ予防することは難しいように
思うのです。

爪を噛むのは良くないことか?

それでは、爪を噛む癖は
良くないことなのでしょうか?
それによって気持ちが落ち着くのであれば
精神安定の上でも悪くないのでは?
そうも考えられます。

しかし、うちの次女の場合は、
幼稚園の先生から指摘がありました。
「このままだったら爪が無くなるよ!」
そう言われたのです。

確かに次女の爪はほとんどありません。
噛めるところは全部噛んでいるのです。
手の爪で噛めるところが無くなると、
次は足の爪まで噛んでいました。
そしてついには、隣にいる姉妹の爪も
噛もうとするのです(笑)

実際に次女の手は、下の図のように
肉と接しているギリギリのところまで
噛んでしまっているのです。

爪を噛む癖のある次女の指

これでは衛生的にもよくありません。
爪の周りの皮膚を噛んでしまい、
血が出ることもあります。
その部分にばい菌が入れば、
大変なことにもなりかねないのです。

その他にも、痒い所を掻くことができずに、
よくお父ちゃんに掻いてと言ってきます(笑)

ここまでいくと、精神安定と言うよりも
「噛まなければならない」と精神を不安に
させているようにも感じるのです。

爪を噛みをやめさせるには

それでは爪を噛む癖をやめさせるには
どんな方法があるのでしょう。

よくネットには、
「爪をこまめに短くする」
というようなことが書かれていますが…
次女の写真を見てもらっても分かるように、
これ以上、切るところがない場合には
この方法は使えません。

口寂しいから爪を噛むのだろうと思い
代わりに噛めるものを用意しました。
赤ちゃんが噛んだりするための
歯がためのキリンです。

爪を噛まないために、代わりに用意したキリンの歯がため

最初のうちはヤッターと言って、
噛んだり持って歩いたりしていましたが、
数分後には飽きられてしまい、今では
おもちゃ箱にしまわれたままです。

そこで、次にお父ちゃんは薬局に行き
爪噛みをやめるためのマニキュアを
買ってきたのです。

爪噛みをやめるためのマニュキュア

こういうものがありました。
スイス製のマニキュアで、口に入れると
苦くて嫌な味がするのです。

これを塗ると、「爪を噛まない」と
意識をするうえでもよいと思い、
さっそく塗ってみました。

最初のうちは、手を口に持っていくことを
しなくなったように思いましたが、
少し時間がたつとすぐに噛んでいました。
効果がすぐになくなるのか、それとも
嫌な味に慣れてしまうのか。
嫌な味を上回る、噛みたいという衝動に
かられるようでした。

何度も試しましたが、今ではマニキュアは
薬箱にしまわれたままになっています。

結局、本人が意識をして、気が付いたら
やめるということを繰り返すしかない、
という考えに至りました。

まずは次女に話をします。
「爪を噛んでいると、おなかが痛くなって
 病院に行かないとだめになるよ。
 だから爪は噛まないんだよ」
病院が嫌いな次女は、「うん、噛まない」
と答えました。

それから、爪を噛んでいる姿を見ると、
「噛まないよ」と声掛けます。
すると次女は「ごめんなさい」と
噛んでいた手を下すのです。

毎日、何度も何度も注意します。
そして時には「病院に行かないとダメだよ」
と言うと「もう噛まないから」と言います。
脅しのようですが、爪を噛む癖が
直ってくれたらと思い声を掛け続けています。

強く厳しく言うというのではなく、その度に
噛んでしまっていることを気づかせる
ということを意識しています。

あまりに注意をされるので、
寝る前の布団の中で噛んでいたりもします。
何度も言われることがストレスになり、
さらに爪噛みがひどくなるのも良くないので
時には見逃したりもしています(笑)

こんなことを繰り返しながら、
噛まないことを意識して、噛む回数を減らし
爪を噛まなくなっていけばと思っています。

お父ちゃんも子供の時には噛んでいましたが
今では噛まなくなっているので、
成長とともに噛まなくなることを願って、
今日も「噛まない」と言い続けようと
思います。

最後に

次女と三女は、今も爪噛みが続いています。
親も、本人も意識をしながら、
少しづつ爪噛みが無くなっていけばいいな
そう思っています。

しかし長い時間をかけて習慣になったものが
いきなりピタッと止まるわけではなく、
時間がかかることだと思います。

また、極端に言ってしまえば、
爪を噛んだからといって死ぬわけでもなく
手を清潔にしておけば大事には至りません。

爪を噛む癖が直らないからどうしようと
親があまりにも考え込まず、
子供を追い込み過ぎないように、
気持ちを楽にすることが大切だと思います。

子供の時に指を吸う癖があったからといって
大人になっても吸っているという人は、
ほとんどいないと思うのです。

爪噛みも大人になるにしたがって無くなる
そういう気楽な気持ちを根底に持ちながら、
噛まないようにも意識をしていく
そんな受け止めが大切だと思うのです。

一緒に頑張っていきましょう。


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